品質管理の基本
品質の側面
①経営的な側面から見た品質----売上・利益と連動
②製品やサービスから見た品質----機能・性能・信頼性など
③社会的な側面から見た品質----環境・インフラ・法規
これらすべてを満たす活動を品質経営(QM)という
経営の中の品質
品質は経営の要
お客様が望むもの----より良く、より安く、よりサービスの良いもの
経営の要----より付加価値を高めるための継続的活動
*その要となる手段の一つが品質管理である
付加価値とは
売上高=材料費+外注加工費+諸経費+固定費+付加価値
売上高=かかった費用+付加価値
付加価値を高めるには
・売上高を開ける -> より良い品質の製品
・費用を下げる ->徹底したロス削除
-->これを実現するための品質管理
費用を抑えるために
出て行くお金を抑えるためには、徹底したロス削除
・材料費:VA(価値分析)~使用変更
・加工費:ムリ、ムラ、ムダの排除、IE分析---平準化、内製化率向上
・諸経費:電気、ガス、水道及び事務用品、工具類の削減
設備総合効率の向上(不良、性能ロス)
・固定費:ムダの排除(設備、場所など)
品質の全体像
品質:品物又はサービスが使用目的を満たしているかどうかを決定するための評価対象となる固有の性質・性能全体
消費者のニーズと適合:お客様の満足度(CS)
すべての仕事の品質:機能・性能・使い方・安全性・堅牢性・耐久性・信頼性・外観・サービス・廃棄性
仕事の品質はその人、会社のレベルであり、人格の表れ
一人ひとりの物造りに対する姿勢・態度・行動が製品やサービスに表れる
品質管理とは
品質管理とは、お客様が満足する製品を経済的に作るために行う活動で、その手段としてISOや統計的手法などの道具を用い、全社的に継続して行う活動のこと
お客様が満足するとは
機能性能、大きさ、デザイン、信頼性、納期、値段、アフターサービスなどが満たされていること
経済的に作れるちは
設計、製造から出荷まで不良や停止をなくし、生産スピードを早くして、一人当たりの生産性を挙げるより高い技術をもつこと
手段として用いる道具とは
より合理的な仕組みを作るためのISO9001など
より良い製品を作るための7つ道具など
より安く作るためのVEやIE手法など